腫瘍治療電場療法

腫瘍治療電場療法は、がん細胞の増殖を阻害・腫瘍の増大を抑制するよう特定の周波数に設定された電場を利用するがんの治療法です。

電場は電気の力が作用する場で、帯電した物体の周りに存在します。電場は電場内に存在する帯電した電荷に力を及ぼします。

腫瘍治療電場療法は、ターゲットとするがん細胞に有効な周波数に設定した電場を利用するがんの治療法です。特定の周波数に設定された電場は、分裂中のがん細胞の帯電したたんぱく質に作用します。

腫瘍治療電場（TTフィールド）療法は分裂中のがん細胞の電気的特性を利用します。
チューブリンやセプチンのようなたんぱく質にはプラスとマイナス両方の電荷が存在し、TTフィールドの影響を強く受けます。細胞分裂時、チューブリンとセプチンは特別な配置にならなければ正常に分裂することはできません。TTフィールドはチューブリンとセプチンが細胞分裂をするための正しい位置に移動するのを阻みます。